チョンブリー

โกโกโกโก…

チョンブリー——歓楽と産業が疾走する『東の玄関』の県

ชลบุรีchon-bù-rii

チョンブリー——歓楽と産業が疾走する『東の玄関』の県

タイ東部の物語は、この県で一気に『加速』する。海も、金も、欲望も、産業も——すべてが猛スピードで渦を巻き、旅人を巻き込んでいくのだ。

ชลบุรี(chon-bù-rii)——チョンブリー。バンコクから東へわずか、この県はタイ経済の最も熱いエンジンのひとつだ。眠らぬ歓楽都市、日本人が集う工業の町、タイ最大級の巨大な港——チョンブリーは、いくつもの顔を同時に持つ多面体の県として、訪れる者の予想を、軽々と超えていくッ!

この地の『魅力』——眠らぬ海辺の都

チョンブリーといえば、まず『パタヤ』の名が浮かぶだろう。かつての静かな漁村は、今やアジア屈指のリゾート都市へと変貌を遂げた。昼はビーチとマリンスポーツ、夜はネオンきらめく歓楽街——この振れ幅の激しさこそが、パタヤの中毒的な魅力の正体だ。世界中から人が押し寄せ、この街は二十四時間、決して眠らない。

沖に浮かぶ『ラーン島』へ渡れば、そこには白い砂とエメラルドの海が待っている。歓楽の喧騒とは打って変わった、まぎれもない南国の楽園だ。海(ทะเล / thá-lee / 海)というタイ語が、これほど多彩な表情を見せる場所も珍しい。パラセーリングにジェットスキー、シュノーケリング——海の遊びは何でも揃う。

一方、バンセーンの浜には地元タイ人の家族連れが集い、パタヤとはまた違う、庶民的で健やかな海辺の休日が広がっている。浮き輪を抱えた子ども、ゴザを敷いて海を眺める老夫婦、屋台のイカ焼きの煙——ビーチ(หาด / hàat / 浜・ビーチ)の一日は、タイの人々にとって最高のご馳走だ。同じ県の中に、これほど性格の違う海が同居しているのだ。

食——胃袋の戦い

海に面したチョンブリーは、押しも押されもせぬシーフードの宝庫だ。獲れたての海老、蟹、貝を、炭火で豪快に焼き、辛いタレにたっぷりつけて食す——その飾らぬ味わいは、旅人の胃袋を存分に、そして幸福に満たしてくれる。アンシラの海辺の食堂では、目の前の海から揚がったばかりの魚介が並ぶ。

そしてこの県には、意外な食の異文化が深く根を張っている。シラチャの町には、大勢の日本人が暮らす『日本人街』があり、本格的な日本食レストランが軒を連ねているのだ。ラーメン、寿司、居酒屋、定食屋——タイの海辺で、日本の味が違和感なく溶け込んでいる。海老(กุ้ง / kûng / エビ)の炭火焼きの香りと、隣の路地から漂う出汁の匂いが、不思議と共存している。

屋台のタイ料理と、路地裏の日本食が背中合わせに並ぶ——チョンブリーの食は、まさに国境を越えた饗宴だ。世界中の駐在員や観光客の舌に応えるため、この県にはあらゆる国の料理が集まっている。何を食べるか迷うこと、それ自体がこの地の贅沢なのだ。

文化——受け継がれし水牛と信仰

疾走する近代都市の顔の裏で、チョンブリーは古い伝統もしっかりと抱え込んでいる。その象徴が、毎年十月に県都で開かれる『水牛レース』だ。豊作を祝うこの奇祭では、農民たちが泥まみれの田で水牛を駆り、猛然と疾走する。ドドドッという蹄の音と、沸き立つ歓声——農耕文化への感謝と誇りが、こうして毎年、賑やかに受け継がれている。

山中には壮麗な『ワット・ヤーンサンワララーム』が建ち、信仰の場としても、また美しい庭園としても多くの人々を集めている。丘の上の巨大な仏塔からは、緑の谷と遠い海までが一望できる。歓楽と産業の華やかな陰で、チョンブリーは祈りと農の記憶を、決して手放してはいないのだ。

古い漁村の暮らしや、石臼作りで知られる職人の町も残る。近代の速度の下に、幾層もの古い時間が静かに堆積している——それが、この県の本当の奥行きだ。

生活——この地で暮らすということ

チョンブリーは、タイの未来を賭けた『東部経済回廊(EEC)』の中核県だ。レムチャバンの深海港はタイ最大の貿易拠点であり、その周辺には無数の工業団地が果てしなく広がっている。世界中の企業がここに拠点を構え、日本企業もまた数多い。だからこそシラチャには日本人が集い、学校もスーパーも揃った独自のコミュニティが形成されたのだ。

工場労働者、外国人駐在員、リゾート従業員、漁師、農民——実に多様な人々が、この一つの県でそれぞれの人生を全速力で疾走させている。仕事(งาน / ngaan / 仕事)を求めてタイ全土から人が流入し、県は絶えず膨張を続けている。活気と混沌がぴたりと同居する、それがチョンブリーの偽らざる日常だ。

家賃も物価も上がり続け、渋滞は年々ひどくなる。それでも人々がこの地を目指すのは、ここにチャンスがあるからだ。町(เมือง / mɯang / 町・都市)が生き物のように膨らみ、変わり続けるさまを、住民は日々、その目で見つめている。

旅の心得

チョンブリーは、一つの顔だけで判断してはならぬ県だ。

パタヤの夜に酔い、ラーン島の海に癒され、シラチャで日本の味に安堵し、水牛レースで農の熱狂に沸く。この県の魅力は、その振れ幅の大きさそのものにある。目的に応じて滞在先を選ぶのが賢い——遊ぶならパタヤ、家族連れならバンセーン、静けさを求めるなら島へ渡れ。疾走するタイ経済の最前線で、あなたも一度、その加速に思い切り身を委ねてみるといい。東部の冒険は、ここから本気の速度で走り出すのだ。